坂本龍一のピアノ演奏を三次元的に捉え、複合現実(MR)の空間に再び立ち上げる作品《KAGAMI》。 その制作に寄せた想いから生まれた新たな物語、絵本『イカのほし』が、7月11日に坂本図書より発売。

一般社団法人坂本図書は、『イカのほし』 Squid Planet を2026年7月11日(土)に刊行いたします。現在大阪VS.で開催中のRYUICHI SAKAMOTO & TIN DRUM「KAGAMI+」の物販会場および、バリューブックスオンラインにて先行して発売を開始いたします。
この絵本は、坂本龍一がKAGAMIに残した唯一のメッセージをきっかけに生まれました。
文章を坂本龍一展や関連プロジェクトに携わったクリエイティブディレクター・保持壮太郎氏が、絵を坂本龍一展およびKAGAMIのアートディレクションを手がけたGOO CHOKI PARが担当し作り上げた物語です。
イカたちが悠々と暮らす未来の世界を、ぜひお気に入りの坂本龍一の楽曲と共にお楽しみください。
*本書は日本語と英語の両方で読める、日英バイリンガル版です
<保持 壮太郎氏・GOO CHOKI PAR コメント>
坂本龍一さんが《KAGAMI》のために遺した短い文章を初めて読んだとき、
思わず笑ってしまいました。
“人類が滅び去った未来の地球で、ピアノを弾く坂本龍一と、それを眺めるイカ”
そんなヘンテコな絵がぱっとアタマに浮かんだのです。
そして「これは絵本にしたら面白いかもしれない」と思いました。
早速グーチョキパーの3人に相談に行ったら、
「イカ大好きです!(食べるのが)」という想像の斜め上をいく反応。
そんなわけで、この絵本が生まれました。
あとがきにも書いたのですが、
お気に入りの坂本龍一楽曲と共に読んでいただけると、
未来のイカの世界により深く浸れるはずです。
僕自身も、教授の曲を聴きながら
イカの気持ちに想いを巡らせてこのお話を書きました。
音楽家でも芸術家でもない自分が、
坂本龍一さんから(勝手ながら)バトンを受け取り自由な創作の機会をいただけたこと。
その幸福と光栄にあらためて感謝いたします。
―保持 壮太郎―
わたしたち人間がいなくなった、いつかどこかのイカの世界。
イカたちに音楽はどう届くのだろう。
そもそも音をどうとらえているのだろう。
音楽を聴いたとき、そこにはどんな反応が生まれ、感情がうまれるのだろう。
坂本さんの言葉はとても短いものだったけれど、そこから始まる探求と創造の旅はとても深く、果てしないものでした。
そして保持さんが紡ぎ出した物語によって、その世界に確かな手触りが宿り、深く暗かった海の底で鮮やかにイメージが踊り出しました。
ゆったりと静謐で穏やかな世界に意識を潜らせ、たくさんの音とイカたちの気配を感じながら絵に描き留めていく。
この絵本は、坂本さんから受け継いだものから生まれた小さな作品のひとつでしかありません。
忙しない日々の中でも、
わたしたちには坂本さんの音楽があり、
いつか遠い未来の(もしかしたら今もどこかで)イカたちが音楽を聴いて過ごしている光景を思い浮かべることができる。
それがなんだかとても美しいことのような気がするのです。
―GOO CHOKI PAR―
*保持壮太郎 プロフィール
クリエイティブ・ディレクター、コピーライター。東京大学工学部卒業後、2004年電通入社。2022年よりクリエイティブ・ディレクターズ・コレクティブ(つづく)に参画し現在に至る。主な仕事に、「坂本龍一|音を視る 時を聴く 」展 #わたしが知らない坂本龍一、STUTS ✕ 坂本龍一「虎ノ門広告祭公式アンセム」企画プロデュース、大塚製薬ポカリスエット2020-2025ブランドキャンペーン、SMBC「カラフルな人びと」、麻布台ヒルズ開業プロモーション、大阪・関西万博誘致、東京2020会場内演出など。
*GOO CHOKI PAR プロフィール
2015年に浅葉球、飯高健人、石井伶の3人によって結成されたデザイン&アートユニット。言語や思考を超えたビジュアルコミュニケーションを軸に様々な領域で活動する。近年の主な仕事に大河ドラマ「どうする家康」のタイトルロゴデザインをはじめ、「東京2020大会」において、パラリンピックのアイコニックポスターを制作。
GOO CHOKI PAR OFFICIAL WEB:https://gcp.design/
IG:https://www.instagram.com/goo_choki_par/
<坂本龍一のメッセージ>
現実の中にヴァーチャルな僕がいる。
ヴァーチャルな僕は歳をとらずに、
何年、何十年、何百年とピアノを弾き続ける。
その時人類はいるだろうか?
人類の次に地球を征服するイカが
聴いてくれるのだろうか?
彼らにとってピアノとは?
音楽とは?
そこに共感は成立するのだろうか?
何十万年の時を跨ぐ共感が。
ああ、だけどそれまで電池がもたないな。
坂本龍一
<販売について>
本書は現在大阪VS.で開催中のRYUICHI SAKAMOTO & TIN DRUM「KAGAMI+」の物販会場とバリューブックスオンラインで、7月11日(土)より先行販売となります。
全国の書店には2026年9月以降、順次展開予定です。
[RYUICHI SAKAMOTO & TIN DRUM「KAGAMI+」物販会場]
〒530-0011
大阪市北区大深町3-1
グランフロント大阪 北館 ナレッジキャピタル 2階
The Lab. アクティブラボ内
※「KAGAMI+」会場 VS.(ブイエス)から道路を挟んで向かい側の建物
営業時間:11:00~19:00(会期中は無休)
[バリューブックスで購入する方の事前予約は以下のURLから]
発送は、7月20日以降、順次発送となります。
https://www.valuebooks.jp/bp/VS0059991065
■作品概要
書名:『イカのほし』日英バイリンガル版
原案 坂本龍一
文 保持壮太郎
絵 GOO CHOKI PAR
翻訳 増渕愛子
定価:4,400円 (税込)
サイズ:226mm×226mm
ページ数:表紙+本文28ページ
言語:日本語/英語(併記)
刊行日:2026年7月11日
発行 一般社団法人坂本図書
発売 DR BY VALUE BOOKS PUBLISHING(株式会社バリューブックス)
翻訳




