9月24日に35枚目のシングル「Karma」をリリースするSKE48。「業」「因果応報」という意味のタイトルを持つこの曲は、大親友の彼女を好きになってしまった男の子の、複雑な気持ちを歌う、ちょっと刺激的な1曲。この曲について、Wセンターの熊崎晴香さんと、井上瑠夏さん、青木莉樺さん、浅井裕華さん、太田彩夏さん、の5人に伺いました!
取材メンバー5人の名前には、ある共通点が!?
──SKE48さんにご登場いただくのは、今年3月の「Tick tack zack」以来ですね。今回は5人に伺うということで、お名前とともに「今年の夏の思い出」をいただけますか?
青木莉樺 Team Eの青木莉樺です。やっぱり「SK48 SUMMER Tour 2025」(以下、サマーツアー)が私にとってこの夏の思い出で、とても汗をかいて、とても熱い夏になったなと思います。
──いい汗ですよね。
青木 はい、ちょっと汗だくすぎて、本当に公演中ドすっぴんになったんじゃないかっていうぐらい汗をかいたので、ファンの方と一緒にいい汗をかけてよかったなって思います。
太田彩夏 Team Eの太田彩夏です。私も同じくサマーツアーの思い出もあるんですけども、私、違う汗も思い出でして。私はサウナが大好きで、けっこう頻繁に、ヒマがあったらサウナに行くっていうぐらい大好きなんです。サウナでたくさんの汗をかいて、サマーツアーでも汗をかき、たくさんの汗をかいた夏でした(笑)。
──お気に入りのサウナとかあるんですか?
太田 私がおすすめのサウナは三重県の桑名市にある「神馬(しんめ)の湯」というところですね。メッチャキレイで、水風呂も2種類ありまして、その冷たい方に入ると体が痛いってぐらい冷たいんですよ。ご飯もおいしいですし、ぜひ足を運んでほしいです。
熊崎晴香 Team Sの熊崎晴香です。私は8月10日、「ハートの日」が誕生日だったんですけど、生誕祭を開いていただいて、その時にようやく「センターになりました」っていうのをファンの皆さんに伝えられたことが思い出です。去年の生誕祭はセンターだっていうことは決まってたんですけど、まだシングルの発表前だったので、いかに嘘をつかないように話すかっていうことを気にしながらスピーチさせていただいたんですけど、今年は何も考えずに「センターになったよ」っていう思いの丈をいっぱい話せたので、すごく幸せでした。
浅井裕華 Team Eの浅井裕華です。私の夏の思い出は、姉と隅田川花火大会に行ったことです。ずっと行きたかった花火大会だったんですけど、すごく近くで見れて、本当に迫力がすごくて。屋台が大好きで、本当に3,000円分ぐらい買っちゃって(笑)。屋台で3,000円って、なかなかないじゃないですか。本当にそれぐらいメチャクチャ満喫して、すごく楽しい夏になりました。
──人出がすごかったでしょう?
浅井 本当にすごかったです! 毎年10万人ぐらい来るらしいんですけど、帰りが全然帰れなくて。別の路線に乗って帰ってきました。本当に大変でしたけど、すごく楽しくて、「都会の女」っていう感じがありました(笑)。
井上瑠夏 Team KⅡの井上瑠夏です。私の夏の思い出は、熊本県で初めて凱旋コンサートができたことです。熊本でのコンサートは、熊本地震とコロナ禍で2回も中止になって、3回目でやっとできたんですけど、SKE48としては初めての熊本県でのコンサートで、自分がずっと一番の夢に掲げてた大きな目標だったので、今年の夏というより、人生で一番の思い出だったんじゃないかなってぐらい、一生の宝物になる思い出ができました。
──ちなみに本題とは関係ないんですが、今日5人いらっしゃって、全員、名前が「か」で終わるんですよね。
全員 (口々に)りか、あやか、はるか、ゆうか、るか。あ、すごーい!(拍手)
井上 この5人で何かやりたいですね。
太田 やれるんじゃない? 「カ」ユニット。ちょっとダサいかな(笑)。
──しかも「か」の字は「夏」がお2人で、あとは「樺」「香」「華」と全員違ってて。
青木 気づかなかった!
熊崎 そうだよね!
浅井 もしかしたら「か」選抜で集まってるかもしれない(笑)。
ドラマだったら問題作? 「禁断の恋」を歌った「Karma」!
──さて、いよいよ本題に入りますが(笑)、9月24日に35枚目のシングル、「Karma」がリリースされますね。Karma、カルマって、普段そんなに使わない言葉ですよね。このタイトルで見るまで知らなかったという人は?
全員 (挙手)
青木 このタイトルを聞かされた時に教わって、勉強になりました。
熊崎 言葉自体は「因果応報」というような意味で、今回の歌詞も、自分がしたことがあとあと返ってくるっていう内容になってます。親友の彼女を好きになっちゃって、禁断の恋みたいな形ではあるんですけど、それを止められない、みたいな。けど、好きになったら天罰が下されるんじゃないかっていう、そういう内容です。すごくいろんな想像ができる面白い内容になってるので、楽しんで歌詞も見ていただけたら嬉しいなと思います。
──曲の中の登場人物の関係性がちょっと具体的で、ドキッとする感じですよね。
太田 そうなんですよ! こんなリアルでいいのかな?っていうぐらい。
熊崎 分かりやすいですよね。
青木 想像しやすいです。
──1行目から「大親友のガールフレンド」って出てきますしね。
太田 禁断の恋ですよね。
──今、熊崎さんから内容についてご説明いただきましたが、他の皆さんは楽曲に触れてどういう印象を持ちましたか?
青木 私はすごく音楽が好きで、ギターを弾いたりするのも好きなんですけど、今回は歌詞はもちろん、曲調がフォーク調っぽい感じになっていて、90年代の歌謡曲とか好きな方にも刺さるんじゃないかなという楽曲なので、そこがおすすめポイントで、私も好きだなって思いました。
太田 1サビと2サビの歌詞を比べてみるとすごく分かるんですけど、1サビは「好きだけど、でもこれは言えない。ちょっと抑えよう」という感じで。でも2番ではもう抑えきれてないというか、「奪い去りたい」とか感情が爆発してる感じなんですよね。歌詞の中で物語があって、すごく面白い歌詞だし、これを私たちがどう表現していくんだろうと思って、逆にワクワクもしました。難しさもあるんですけど、歌詞をしっかり汲み取って、うまいこと表現できたかなと思えるぐらい、みんなで頑張りました。
浅井 けっこう重めだし、自分がその歌詞の主人公になった時にどういう行動を取るかなと思った時に、たぶん自分も奪い去りたくなっちゃうんだろうなって思ったぐらいには……共感っていうわけじゃないですけど、そういう経験がないので。ですけど、主人公の気持ちも分からなくはないっていうのが、本当に素直な感想でした。でも、自分もけっこうメンバーとかにも「重たい」って言われてて、嫉妬とかよくしちゃうんですよ。自分もドロドロ系のドラマとか見ちゃうのが好きなので、ちょっと感情移入しやすいのかなって。そういう経験はないですけど、ないですけど、感情移入しやすいかなというのは、すごく思いました。
──「ないですけど」が3回出ました(笑)。
浅井 はい、ないです!(笑)
井上 私が最初に楽曲を聴いた時は、「あ、切ないメロディーなんだ!」と思って。振り付けもいただいて、歌詞をじっくり見たら、「これ、現実世界で本当にあるのかな?」っていうぐらいで、ドラマだったらすごい話題作になるんじゃないかなっていうぐらいの歌詞だし、一つ一つのワードにすごいパワーがあるというか。「大親友のガールフレンド」とか「今すぐにここから 君を奪い去りたい」とか、「地獄の底に堕ちたっていいさ」とか、そういうのがすごくアクセントになっているというか、振り付け以外でも、歌詞が印象に残ったらいいなってすごく思いました。曲も、切ないメロディーなんですけど、最初のイントロだったり、2サビが終わった間奏でメロディーがちょっと変わる瞬間が、私はすごく好きです。本当に一つの物語をメロディーでも描いてるような感じがSKE48でも新しいんじゃないかなって思うので、メロディーにも注目して聴いてほしいなって思います。
──今、歌詞の内容についても皆さんからお話しいただきましたが、レコーディングでもライブでも、歌う時にはやっぱり感情移入して歌った方がいいわけじゃないですか。でもなかなか、感情移入しようにも具体的な経験から考えるとかいうのは難しい楽曲なのかなと思うんですけど、皆さんはどうやって歌の世界に入り込んだんですか?
熊崎 私はドラマとか漫画が大好きで、こういう感じの韓国ドラマとかもメチャクチャ見るので、想像しやすかったです。私は漫画を読んでる時も主人公に感情移入しちゃうタイプなので、この曲も本当にその人に感情移入しながら歌わせてもらいました。
──さっき、浅井さんもドロドロ系のドラマが好きという話がありましたが、熊崎さんもなんですね。
熊崎 ホントに大好きで、メチャメチャ見ます(笑)。やっぱりこういうドロドロな方がドキッともしますし、面白いなって思います。
浅井 私は音楽を聴く時に、その歌詞の主人公になった気分で聴くのが好きなんですよ。例えば青春系の、AKB48さんでいうと「Everyday、カチューシャ」とか「ポニーテールとシュシュ」とかだと、自分が自転車を漕いでるところを想像して「私が主人公」と思って聴くのが、昔からすごく好きなんです。「Karma」もレコーディングでは自分が主人公になった気持ちで録ってましたね。恥ずかしくてあんまり言いたくないんですけど(笑)。この曲が1つのドラマだとしたら、その主人公が自分だと思って、感情をしっかり乗せて歌ってました。
太田 私も浅井と同じタイプで、本当にこの歌詞を読んで親友の彼氏を好きになっちゃうっていうのを自分で思い込んでインプットしながら、レコーディングに挑みました。意外と自分で想像しながら入り込むタイプです。
──奪い去るタイプというわけではなくて(笑)。
太田 違います、違います!(笑)
浅井 そこは一緒にしないでください(笑)。
太田 こっち(浅井)は奪い去るタイプですけど!(笑)
井上 でも実は、私もそっちタイプで。
全員 えーっ!
熊崎 「そっち」というのはどっちですか?
井上 あ、主役の気持ちになって歌うタイプです(笑)。
太田 セーフ(笑)。
井上 私も、ドラマだと平和なお話よりも、奪い合って「どうなるの?」っていう結末が好きなんです。この曲の歌詞がけっこう強気なので、自分なりに強く歌うのを意識したり、あやめろさん(太田)と歌割りが一緒なので、MV撮影の時に一緒に練習しましたよね。
太田 そう、一緒にやったね(笑)。
井上 でも、ちょっと目を合わせると笑っちゃって(笑)。
太田 しかもちょっと音程が低めだから、ちょっと声も出しにくいんですけど、一緒に音程を合わせつつ、「ここはもうちょっと低いね」とかやってました。2人で入り込んでました(笑)。
青木 私は感情移入を、お酒を飲んでる時しかしないタイプなので、どちらかといえば一つのパーツ、パーツを集めてレコーディングに挑んだといいますか。「ちょっと秋冬っぽいな」とか、「『奪い去りたい』っていう歌詞があるけど、自分の感情では今、何がほしいんだろう?」とか、そういうパーツ、パーツをかき集めてレコーディングに挑みました。
歌詞には「秋元先生らしい」あの単語も登場!
──さて、熊崎さんは今回、佐藤佳穂さんとWセンターですよね。そこはいかがですか?
熊崎 佐藤佳穂ちゃんと私は同い年で、今回の選抜メンバーでは最年長なんですよ。最年長の2人に、この切ない禁断の恋愛の、ちょっと大人っぽい歌詞の曲が来たっていうのは運命なのかなと。「私たちに合ってるね」って、2人でよく話してました。すごく大人っぽく見せられるっていうのはプラスに捉えられそうだから頑張ろう、という話をしてました。
──MVでもお2人がまず中心で、そこに他の皆さんが入っていくみたいな感じになってますよね。劇場があるサンシャインサカエの前の道路が舞台になっていますが、あれは合成ですか?
井上 セットが作られていて、背景の観覧車とかは合成ですね。
太田 でも、自転車とかは本物が置いてあって。
熊崎 そのセットが、道路まで細かく作られてるのがすごいなと思ってて。あそこは「錦通」というところなんですけど、信号の標識にも「錦通」ってちゃんと書いてあるところがすごい!って思いました。私はMVを見て初めて気づいたんですけど。
4人 えーっ!
熊崎 知らなかったの!
太田 遅い!(笑)
──現場のセットにはあったけど、そこまで見えてなかったんですか。
熊崎 はい、撮影の時は全然気づいてなくて。MVを見て「あったんだ!」みたいな(笑)。うわ、すごいな!と思って、ビックリしました。あと、ブロックにも「SKE48」っていう文字が刻まれてたりしたんですよ。それはもしかしたら、MVだと逆に見えないかもしれないんですけど。
太田 細かいところまで作られてたよね。
──じゃあ大画面でチェックしないとですね。
浅井 そのセット、道路のところがコンクリートなのか、すごくしっかりしてて。今回の振り付けって、立ったり座ったりが激しい振りが多いんですよ。それこそ片腕に重心をかけて、背を反らしてもう片方の手を伸ばして立つ、みたいなポーズもあったりして。
太田 新体操の選手がやりそうなポーズね(笑)。
浅井 そうそう。そういうけっこう難易度の高い振り付けが入ってたんですよ。それで床もコンクリートだし、この衣装だったので、もう膝がすごくすりむけちゃって。でも、本当の道だったらもっとすごいコンクリートだったわけじゃないですか。だからまだセットでよかったなと思いました。でもメンバーは膝を真っ黒に汚しながら頑張ったんですよ。
太田 毎回、メイクさんが直しに来てくれるぐらいでした。
浅井 MVでよりいいパフォーマンスを見せられるようにと、しっかり取り組んでいたので、そこも見てほしいです。
──でもそんな大変な振り付けだと、ライブとかで大変そうじゃないですか?
浅井 ライブ用の振り付けはまた違うんですよ。だからMVでしか見られない振り付けになってるんです。その分MVではしっかりやっています。
──歌詞の話もすでにいろいろ出ていますが、特に気になったフレーズはありますか?
青木 「首をもたげる」という歌詞があって、「首をもたげる」ってどういう意味だろう?と思って検索したら、「抑えていた考えや気持ちが自然と浮かび上がってくる」という意味のようで。自分なりに、この期間を通して解釈していきたいなと思ったりしてます。
──そもそも、「もたげる」自体が普段はなかなか使わないですしね。
井上 私は2番で、さっきも出ていたところなんですけど、「今すぐにここから 君を奪い去りたい」というところです。1番では「自分のそんなわがままだけで 不幸にはできないさ」とか言ってるのに、2番では自分の本心が出てて、「今すぐにここから 君を奪い去りたい」ほど好きなんだ!って思って。私は少女漫画とかメッチャ大好きでキュンキュンするので、「本音はこうなんだ!」と思って、禁断の恋愛だけどここにめっちゃキュンキュンしちゃいましたね。文字で見るだけでもキュンキュンしちゃいます。
太田 私は「愛の始まりだっていいじゃないか!」というところですね。自分に言い聞かせてるというか、開き直ってる感はあるんですけど、それでもやっぱり自分を信じたいというか。自分が好きになった人を奪い去ってでも、この愛は真実だから、誰に何と言われようと、地獄に堕ちようと、愛の始まりだっていいじゃん、これでも……っていうのを、すごくこの一文から感じ取れて。ここはカッコよく自分は歌えるなって思える歌詞だなって、すごく思いましたね。
熊崎 私は1Bの「カフェテラス」と「カップの中に」っていう単語が、秋元先生の歌詞らしいなってすごく思いました。「カフェテラス」とかはそういう恋愛の名曲にもたくさん出てきますし、カップは、「コップの中の木漏れ日」って歌も以前にあって、そういう恋愛を隠すとか、秋元先生が書くこういう言葉が大好きなんですよ。そのシリーズがここにも入ってきてくれたっていうことで、個人的に、先生の歌詞をまたAKB48グループで歌えてるっていうことが感じられて、すごくうれしくなりました。
太田 きっとファンの方も「秋元先生、カフェテラス好きやなー」って思ってますよね(笑)。
熊崎 「片想いFinally」にも「カフェテリア」って出てくるよね。
太田 あ、確かに! SKE48の他のシングルにも通じる歌詞が「Karma」にも出てくるっていうところも注目ですね。
浅井 私は2サビの頭の「君をこの手にできるのならば 地獄の底に堕ちたっていいさ」ですね。地獄の底に堕ちるほど好きな人って、なかなか現れないじゃないですか。でもそれぐらい好きなんだと思うし、ここの2サビですごい覚悟が見えるというか。1番はみんな言ってるように、自分の中にしまっておこうっていう気持ちだけど、2番のこのサビで自分の中で一番盛り上がってもう「地獄の底に堕ちたっていいさ」ってぐらい好きっていうのを伝えてるのがすごくカッコいいなって思ったし、私もたぶん、それぐらい好きな人が現れたらこういう気持ちになるんだろうなって思うぐらい。
井上 うわぁ~(笑)。
浅井 それぐらい好きだったら、ですよ(笑)。奪い去るかなあ? どうなんだろう。そこはちょっとメンバーそれぞれで違うと思うんですけど、私はたぶん……いや、想像にお任せします(笑)。でも、この2行でこの人の本心がすごく見えるというか、それぐらいの恋愛なんだなっていうのがすごく分かるので、好きです。
メンバー5人の「自分の中にいる悪魔」とは?
──ここで、この曲にちなんだ質問をしたいんですが……「この歌みたいな経験ありますか?」って聞けないじゃないですか(笑)。そこで、「人の心には悪魔がいる」っていう歌詞があるので、「自分の心の中に悪魔がいるな」と思う瞬間を教えてもらえますか? 例えば自分の例だと、お酒を飲んだ帰りに「締めのラーメン食べちゃえよ!」ってささやいてくる悪魔がいるんですけど(笑)、皆さんの中にはどんな悪魔がいますか?
浅井 私はアイスがすごく好きで、今の季節ってコンビニでもめっちゃアイス売ってるし、毎日暑いから食べたいじゃないですか。でもやっぱり、自分が買う時の心の中では「ちょっと小さめにしよう」と思って、箱に入ってるパックのアイスを買うんですよ。小さめのがキュッと詰まってるのを。で、買って持ち帰って、1本食べたらおいしいじゃないですか。もう1本食べたくなって。でも、小さいのを食べようと思ってたから箱で買ったのに、何本も入ってるからって2本とか食べたら意味なくなるじゃないですか。だから我慢しようと思うんですけど、私の悪魔は「もう食べちゃえよ、アイスうまいぞ、今メッチャ暑いだろ?」って言ってきて。で、いつも3本ぐらい食べます。
──結局、最初から1本買っておけばよかったっていう(笑)。
浅井 そうなんですよ! 結局はそうなんですけど、やっぱりお得感とかサイズ感とか考えて箱で買っちゃうんですよね。気をつけます!(笑)
熊崎 私は競馬が大好きで、競馬予想を毎週させていただいてるんですけど、当たらないんですよ、最近。当たらないから、「もう適当な予想を出そうかな」って思っちゃう時があって。メッチャ研究してデータを集めて、自分で予想しても当たらないんだったら、そういう知恵とかもう一切出さずに、ラッキーナンバーとかで決めた方が当たるんじゃないかなって、最近思い始めてきちゃって。「いいんじゃない? たまにはそういう予想だってしていいじゃん」みたいな悪魔が出てくるんですけど、やっぱりお金を払って私の予想を見てくださってる方がいると思うと、そんな適当な予想はしちゃいけないっていう、天使と悪魔がメチャメチャ戦ってて。今のところ、悪魔はずっと負けたままなんですけど、そろそろ悪魔が出てきそうなぐらい、すごく心にダメージがありますね。
──その悪魔との争いは、今後も見ものですね(笑)。
熊崎 本当に毎回、「もう引退しようかな」っていうぐらい悲しくなるんですけど、毎週楽しい競馬がやってくるので、ちゃんと予想させていただいて頑張りたいと思います。
青木 私はお酒がすごく好きで、もともとはウイスキーとビールが好きだったんですけど、最近はお仕事きっかけで日本酒にもちょっとハマり出しまして。日本酒やビールを飲むと太るし、沼にハマればハマるほど、値段が高くつくんですけど、悪魔は「仕事につなげられるかもしれないから、飲んじゃえよ」って言ってくるんですよ。結局、いつも悪魔に負けて飲んじゃってます(笑)。
──その悪魔はなかなか手強そうですよね。というか、酒の周りには悪魔が多いんですよ(笑)。
青木 そうですね。結局、飲むと一緒に食べちゃうので。この前はパン8個食べて。
太田 8個!
青木 パン8個とうどんと、おにぎり4つと、アイスも5つぐらい買って帰って。
4人 ウソ!
熊崎 でも逆に、それでその体形を維持できてるのはすごいね。
青木 逆に、普段はもうこれしか食べないっていうメニューを決めてて。
浅井 (青木は)サラダチキンしか食べてない日とかあるんですよ。
青木 今日もおそばを持ってきました。
浅井 お酒飲む時に悪魔に負けるために?
青木 そうです!(笑)
熊崎 そんな中、私の中には「莉樺ちゃんが食べない、いいお弁当をもらっていいですか?」っていう悪魔がちょっといますね(笑)。
井上 私は……AかB、どっちで行こうか迷ってるんですけど……じゃあ、Aで。
──A、どうぞ!(笑)
井上 朝起きる時に、早めに起きて準備して出たいっていう気持ちがあるんですよ。だからアラームをかけるじゃないですか。でも私の中の悪魔は「いやいや、それは早すぎる。余裕があるから、本当はあと30分後でもいいんだぞ」みたいに言ってくる悪魔がいて。でも、天使は「あなたは1時間前に起きて準備しないと、時間通りに出られないよ! 普通の人なら30分後でもいけるかもしれないけど、あなたの30分後は間に合わない時間だよ」って言ってくれるんですけど、天使はいつも負けるんです。
──負けちゃうんですか(笑)。
井上 でも私は2個アラームをかけていて、その先にも歩かないと止められない禁断のアラームがあるので、いつもそれで間に合ってるんですけど。
熊崎 メッチャ分かる!
井上 分かります? 「あとちょっと寝てもいいか」とか言ってたら、いっつも家を出るのがバタバタになっちゃうんです。
──特にその悪魔って、ふとんの気持ちよさと一緒に攻めてきますからね。
熊崎 ですよね! 本当にあれって何なんだろう。冬になるにつれ、寒いから出られなくなるっていう。
井上 そうですよね!
太田 えっ、私が最後? 全然最後にふさわしくない悪魔が出てくるんですけど(笑)。私、こんな話していいか分かんないんですけど、お金を大事にしてる人なんですよ。いつも「お金を大事にしよう」っていう思考で生きてるんですけど、この時期は特にやっぱ暑いじゃないですか。外で買い物して、日焼けするし、歩きたくないってなって、スマホでピッてタクシーを呼び出せちゃうじゃないですか。でも、お金がもったいない。どうしよう。でも暑い。焼けたくないっていう時に悪魔がいて、それで葛藤して。でもたまに、その悪魔に「呼べ」って言われてタクシーを呼んじゃう時があるんです(笑)。
浅井 彩夏は何人かで遊んだり、ご飯食べに行ったりした後とかに、「タクシー呼びません?」って誘ってきます。
熊崎 この前もあったよね!
浅井 そう! 「タクシー呼びません?」っていう悪魔が動いて、誘惑してくるんですよ。私たちは全然歩くんですけど。
太田 そう、動いちゃう(笑)。しかも私、歩くのがちょっとイヤなタイプなんですよ。よくないんですよね。
浅井 あとさ、割り勘になるじゃん。
太田 そう、お金も折半される。もう本当最悪なヤツ! 私、本当に最悪な人間なんですけど(笑)。
井上 でも分かる!
太田 分かりますよね! でも基本、頑張って歩いてますけどね。
──かなりバラエティーに富んだ悪魔がいらっしゃいました(笑)。ありがとうございます! では最後に、ファンの方へメッセージをお願いできますか?
熊崎 今回の「Karma」は17周年に向けての大事な一作にもなりますので、MVも私たちのホームであるサンシャインサカエを背負って、「行くぞ!」っていう圧というか、勢いを皆さんに感じてもらいたいなと思いますし、17周年に向けて一緒に盛り上げてくださると嬉しいです。これからも応援よろしくお願いします。
浅井 今回の楽曲は、前作、前々作とはまた違った恋愛ソングになっているので、SKE48の新しい一面を見てもらえると思います。秋の発売だし、禁断の恋愛の曲なので、秋っぽい衣装だったりとか、なかなか見られないメンバーの表情にも注目していただきたいですし。それと、新選抜のメンバーが3人いたり、選抜復帰のメンバーがいたり、Wセンターのメンバーがいたり、それぞれ16人、本当に違う色が出せるメンバーがたくさん揃っているので、推しメンを見つけて、MVで推しポイントをたくさん見つけていただいて、SKE48のことをもっともっと好きになっていただけたらなと思います。
青木 選抜復帰、そして5作目の選抜メンバーに選んでいただいた楽曲でもありますし、やっぱりこうして選んでいただけたのはファンの皆さんの支えがあったからこそなので、これから少しでも恩返しできるように、精一杯努力していきたいなと思います。MVを見てサンシャインサカエ、SKE48劇場に行きたいなって思ってくださる方が増えたらいいなと思いますので、これからもSKE48、そして「Karma」の魅力をどんどん伝えられるように頑張っていきたいと思います。
太田 私も莉樺ちゃんと同じく、今回の35枚目シングルは選抜復帰ということで、ファンの皆さんに本当に感謝したいなってすごく思いますし、恩返しできるシングルになったらいいなって思っています。SKE48が17周年を迎えるということで、いいスタートダッシュをみんなで切れたらいいなって思いますし、自分の強みだったり、武器を生かして、入口となれる存在になっていきたいなって思います。たくさんの方に見つけてもらえるシングルになったらいいなと思っています。
井上 今回の「Karma」は、選抜メンバーの衣装がそれぞれ違っていて、とてもかわいいんですね。片思いソングでもあって、けっこう大人っぽいSKE48が見られるかなって思うんですけど、SKE48は16人の選抜メンバー以外にも、もっともっと魅力的なメンバーがたくさんいるので、この「Karma」のMVを見ていいところを見つけてもらって、さらにSKE48のことを知ってもらいたいと思います。元からSKE48が好きな方も、SKE48をこのシングルで知った方も、もっと好きになるシングルにできたらいいなって思うので、たくさん聴いてほしいです。
──ありがとうございました!
撮影 長谷英史
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ライター
高崎計三
1970年2月20日、福岡県生まれ。ベースボール・マガジン社、まんだらけを経て2002年より有限会社ソリタリオ代表。編集&ライター。仕事も音楽の趣味も雑食。著書に『蹴りたがる女子』『プロレス そのとき、時代が動いた』(ともに実業之日本社)。