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Do As Infinity 26th Anniversary LIVE in LINE CUBE SHIBUYA ライブレポート

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Do As Infinity 26th Anniversary LIVE in LINE CUBE SHIBUYA ライブレポート

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10月3日、東京・LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)にてデビュー26周年記念ワンマンライブ【Do As Infinity 26th Anniversary LIVE in LINE CUBE SHIBUYA】を開催したDo As Infinity。超満員の観客を前に、大盛況のうちに終わったこの特別なライブをレポートします!

3rdアルバム『DEEP FOREST』再現ライブから感動の新曲も!

まずステージ上にふたりだけで登場した伴 都美子(vo)と大渡 亮(g)は、繋いだ手を振り上げながら大歓声の中で「皆さん、こんばんは!【Do As Infinity 26th Anniversary LIVE】へようこそー!」とご挨拶。そして「Do As Infinity、先日、9月29日をもちまして26歳、26周年を迎えることができました! ありがとうございます!(伴 都美子)」「この渋谷公会堂改めLINE CUBE SHIBUYA。Do As Infinityがやってこれて本当に本当に嬉しく思っています。そして、こんなたくさんの人の前で26周年のライブができること、本当に感謝しております。皆さん、本当にありがとうございます!(大渡 亮)」とDo Asの聖地で久しぶりにライブができることを感謝し、事前告知していた通り、2001年リリースの3rdアルバム『DEEP FOREST』完全再現ライブをスタートさせる。

お馴染みのサポートメンバー(松本 淳(dr)、山田 “Anthony” サトシ(b)、高瀬 順(key)、川村 健司(g)、若森 さちこ(per,cho))と共に懐かしいMVやジャケット写真を背景に「深い森」から「遠くまで」「タダイマ」「Get yourself」「翼の計画」とアルバムの曲順通り披露していくのだが、24年前のDo Asと過ごしていた日々をフラッシュバックさせながら、その1曲1曲に熱狂してその腕を何度も振り上げたり、感慨深げな表情でしみじみと聴き入ったりと、メモリアルな音楽体験に身も心も委ねていくオーディエンスたち。ちなみに、この再現ライブは亮いわく「ナイト・レンジャーというハードロックグループが1stと2ndアルバムの再現ライブをやっていて、それを観て良いなと思って。涙腺にきたんだよね。曲順通りにやるとその当時、自分が聴いていた雰囲気に戻れるんだよ。これは我々Do As Infinityでもやらない手はないと、コロナ禍の前から密かに思っていたんです」とのことで、その狙い通り、客席には涙するファンたちの姿もあった。

また、伴も「『DEEP FOREST』のジャケット写真が渋谷109にどーんと貼り出されたときは、嬉しかったねぇ」と当時を振り返りつつ、その後も「構造改革」「恋妃」「Week!」「Hang out」とエモーショナルに歌い上げ、代表曲のひとつでもある10曲目「冒険者たち」では会場が一体となり、誰もがはしゃぎながら凄まじい熱気を生んでいく。

そして「熱い夏が過ぎ去っていきましたね。四季がある日本はいいね。遠くのほうでね、雷がね……では、お届けします」と長い夏の終わりを締め括るに相応しい、切ないギターの音色と共に『DEEP FOREST』最後の1曲にして、絶大な人気を誇る名バラード「遠雷」を歌い始める。スクリーンに映し出されたMVの田舎の風景、幼い少女と母親の姿も相まって感動的な空気に包まれる会場。「あの小さい女の子も大人になってるよね」と伴も言っていたが、あれから24年の時が流れた分だけの愛おしいノスタルジーがそこにはあった。

こうして『DEEP FOREST』完全再現ライブをやり遂げると「渋公ね。路上ライブ100回の記念に渋公でやるぞ! みたいな目標を持ってね。当時どんどんチャレンジさせてもらって今があります」とデビュー当時を振り返りつつ、新しいオリジナルフルアルバムを現在制作中であることを発表。さらには、そのアルバムを携えたツアーも計画中であると告げられ、客席からは歓喜の声が上がる。そして、そのニューアルバムから出来立てホヤホヤの新曲「願い」(作詞:伴 都美子 作曲:大渡 亮 / NHK熊本『クマロク!』新テーマソング)を生演奏で初披露。

これがDo Asの26年間の音楽ヒストリーを想起させる、Do Asの楽曲が好きであれば誰もが感激せずにはいられないであろうハートフルな名ミディアムナンバーとなっており、この新たな名曲の誕生に大きな拍手が贈られていた。

サプライズもありのライブ後半戦、うれしい発表には大歓声も!

そして、ライブは後半へ。エッジの効いた爆発的なバンドサウンドに乗せて、どこまでも伸びていく開放的なボーカルでもって「EDGE」「シグナル」と再び我々を鼓舞させていく。さらには「私たちの名詞代わりといいますか、代表的な曲に育ってくれましたね。”自分に負けない、自分を乗り越えてみせる!” という気持ちを書いた曲です」と、イントロからして柔らかくもドラマティックな名曲「陽のあたる坂道」をお届け。

この曲も『DEEP FOREST』同様、Do Asも我々もいくつもの坂道を越えたその先でこうして今聴くと、より胸に突き刺さるフレーズが満載で、ここに集いしみんなの人生の歌になっていることに気付かされる。そんな感傷に浸っていると、いつかの野音で衝撃を与えたあの男。アフロ頭にサングラス姿の大渡亮もといMC RYOがハンドマイクを持って、ステージのセンターへ登場。2000年のムード全開のラップで「Painful」をロングバージョンで披露しながら、伴がサビのボーカルパートを「ハハハハ!」と爆笑してしまってまともに歌えないほど大暴れ。この振り幅も26年のキャリアが成せる業と言えるだろう。本人も「なんて楽しいんだ」「人生、長く生きてみるもんですね」としみじみ口にしていたが、本当に誰よりも楽しそうだった(笑)。

そんな想定外すぎるサプライズを経て、ライブは本編クライマックスへ。伴も亮もバンドメンバーもこれまでにも増してフルテンションで「135」「JIDAISHIN」「Special」「本日ハ晴天ナリ」と、時に会場中のみんなと全力をタオルを振り回しながら、時にその腕を振り上げてシンガロングを生み出しながら、今しかないこの瞬間を全身全霊で駆け抜けて、最後は「貴方の代わりなんていないんだ」というフレーズで涙を誘いながら、「本日ハ晴天ナリ!」とみんなで笑顔を交わす。このうえなく多幸感に溢れた音楽空間を生み出してみせた。

しかし、26周年ライブはまだ終わらない。愛すべきファンたちの鳴り止まない「アンコール!」の叫びを受け、それに誘われるようにステージに再登場した伴と亮はグッズ紹介を挟みつつ、日本各地+台北でのビルボードライブ公演を告知。さらには、前述の約6年ぶりのニューアルバムが2026年1月28日にリリース予定であること、本作を携えたツアーが来春開催予定であることを発表すると、大きな歓声と拍手を巻き起こしながら大歓喜するファンたち。「アルバムを出してツアーするなんて、本当に久しぶりだね。泣いちゃう」と亮も感慨深げであった。そんな嬉しい未来の約束を交わしたあと、伴が「名残惜しいですけど……今日は皆さんと共に過ごせて感無量! 大満足です! ありがとうございました! 最後はこの曲をやるっきゃないね! また会いましょう!」と告げると、ふたりもバンドメンバーもオーディエンスも満面の笑みで「あいのうた」を歌い奏でながら「さあ ここから新たなスタートだ!!」と、今度会える日までのストーリーへと歩み出す。

そんな今年の周年ライブもポジティブな力に溢れる素晴らしい公演となったわけだが、この日、会場に足を運べなかった方々はぜひともアーカイヴ配信で【Do As Infinity 26th Anniversary LIVE in LINE CUBE SHIBUYA】の熱狂を感動を体感してほしい。イープラスストリーミングプラスにて10月12日(日)21時まで視聴可能となっているので、お見逃しなく。

撮影:田中聖太郎

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平賀哲雄

ライター

平賀哲雄

インタビュアー、ライター、MC、コメンテーター。1999年に音楽情報WEBサイト「hotexpress」を立ち上げ、2012年より「Billboard JAPAN.com」の編集長として活動。現在は様々なメディアで活躍している。ジャンルレスにこれまで1000組以上のアーティストを取材。小室哲哉、安室奈美恵、TM NETWORK、中島美嘉、倖田來未、大塚 愛、Do As Infinity、MINMI、モーニング娘。、BiS、BiSHなど様々なアーティストのイベントや番組の司会、解説も担当している。